『三国志演義』から正史『三国志』まで、『三国志』に関連する用語を簡単に解説する用語事典の「た行」で始まる用語をまとめています。

スポンサーリンク

た行

太尉(たいい)

 こう。定員:1名・ちつ万石(一品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

軍事の最高責任者。司徒しと司空しくうと共に三公さんこうの1つに数えられます。

しょくでは常設されませんでした。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職05】太尉(たいい)


太学(たいがく)

儒家じゅか思想を正統学問とした高等教育機関。儒教じゅきょうや官僚として必要な知識を習得させ、官僚候補生を育成します。宦官かんがんによる朝廷の腐敗が進むと、反宦官かんがん勢力(党人とうじん)の拠点となりました。

関連用語

太学生(たいがくせい)


大鴻臚(だいこうろ)

 けい。定員:1名・ちつ中二千石(三品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

諸侯や異民族との外交を担当する官職。

関連用語

太宰丞(たいさいじょう)

 定員:1名・ちつ三百石(-)

後漢ごかん=○・=×・しょく=×・=×]

太宰令たいさいれいにの次官。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太宰丞


太宰令(たいさいれい)

 定員:1名・ちつ六百石(-)

後漢ごかん=○・=×・しょく=×・=×]

太常たいじょうに属し、かなえ(脚のついたなべ型の祭器)やまないた、その他膳立ぜんだてにもちいる道具の作成を監督する官職。祭祀さいしの際に供え物を盛るための食器を陳列する。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太宰令


太師(たいし)

 上公じょうこう。定員:1名・ちつ万石(一品)

天子てんしを善導することを職務とする官職。天子てんしの教育係。

前漢ぜんかん末期には太師たいし太傅たいふ太保たいほの3職、いわゆる三師さんしが置かれていましたが、後漢ごかんでは廃止されていました。191年に董卓とうたくが復活させてみずから就任しました。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職番外編】太師・太傅・太保・少師・少傅・少保


太史丞(たいしじょう)

 定員:1名・ちつ三百石(八品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

太史令たいしれいの次官。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太史丞


大司農(だいしのう)

 けい。定員:1名・ちつ中二千石(三品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

国家財政を管理する官職。

関連用語

大司馬(だいしば)

 上公じょうこう。定員:1名・ちつ万石(一品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

非常置の軍事の最高職。大司馬だいしばの職責には時代によって変化があり、後漢ごかんにおいては太尉たいいに置きかえられていました。

189年に董卓とうたくによって復活されると、太尉たいい大司馬だいしばが同時に任命されるようになり、大司馬だいしば大将軍だいしょうぐんの上位に位置する軍事の最高職となりました。

関連記事

【後漢・三国時代の官職03】大司馬(だいしば)


太守(たいしゅ)

 定員:1名・ちつ二千石(五品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

郡の行政官。郡民の統治、官吏の推挙、犯罪の取り締まりなどにあたります。


太祝丞(たいしゅくじょう)

 定員:1名・ちつ三百石(七品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=?・=?]

太祝令たいしゅくれいの次官。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太祝丞


太祝令(たいしゅくれい)

 定員:1名・ちつ六百石(七品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=?・=?]

太常たいじょうに属し、祭祀さいしの際に祝詞のりとを読み上げ、神霊を送迎することを担当する官職。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太祝令


太常(たいじょう)

 けい。定員:1名・ちつ中二千石(三品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

礼儀・祭祀さいしを管理する官職。祭祀さいしり行うにあたって天子てんしの補助をします。

属官
関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常(たいじょう)


大将軍(だいしょうぐん)

 上公じょうこう。定員:1名・ちつ万石(一品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

謀反むほん(反乱)を征伐することを職務とする将軍しょうぐんを統帥する最高司令官。

後漢ごかん第4代皇帝・和帝わてい期に竇憲とうけん大将軍だいしょうぐんいて以降、大将軍だいしょうぐん外戚がいせきの長が任命されるようになり、おさない皇帝の元、絶大な権力を握るようになりました。

関連記事

【後漢・三国時代の官職04】大将軍(だいしょうぐん)


太常主簿(たいじょうしゅぼ)

 定員:1名・-(八品)

後漢ごかん=×・=○・しょく=?・=?]

太常たいじょうの属官。太常たいじょう業務の庶事を取り仕切ります。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太常主簿


太常丞(たいじょうじょう)

 定員:1名・ちつ比千石(七品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

太常たいじょうの次官。儀礼の執行ならびに祭祀さいしの細かい事柄と、官署の事務を担当する。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太常丞


太史令(たいしれい)

 定員:1名・ちつ六百石(六品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

天地自然の法則と星の運行を観察し、こよみの作成を担当する官職。太常たいじょうに属します。

属官には、太史丞たいしじょう明堂丞めいどうじょう霊台丞れいだいじょうがあります。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 太史令


太傅(たいふ)

 上公じょうこう。定員:1名・ちつ万石(一品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

天子てんしを善導することを職務とする官職。天子てんしの教育係。通常、天子てんしが即位すると任命されます。

前漢ぜんかん末期には太師たいし太傅たいふ太保たいほの3職、いわゆる三師さんしが置かれていましたが、後漢ごかんでは太傅たいふに統合され、録尚書事ろくしょうしょじを加えられて国政全般を取り仕切るようになりました。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職02】太傅(たいふ)・太保(たいほ)

【後漢・三国時代の官職番外編】太師・太傅・太保・少師・少傅・少保


太保(たいほ)

 上公じょうこう。定員:1名・ちつ万石(一品)

後漢ごかん=×・=○・しょく=×・=×]

天子てんしを善導することを職務とする官職。天子てんしの教育係。

前漢ぜんかん末期には太師たいし太傅たいふ太保たいほの3職、いわゆる三師さんしが置かれていましたが、後漢ごかんでは廃止されていました。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職番外編】太師・太傅・太保・少師・少傅・少保


太僕(たいぼく)

 けい。定員:1名・ちつ中二千石(三品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

天子てんし車駕しゃが(乗り物)の管理をする官職。

関連用語

大予楽丞(だいよがくじょう)

 定員:1名・ちつ三百石(七品)

後漢ごかん=○ =太楽丞たいがくじょう しょく=? =?]

大予楽令だいよがくれいの次官。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 大予楽丞


大予楽令(だいよがくれい)

 定員:1名・ちつ六百石(七品)

後漢ごかん=○・=太楽令たいがくれいしょく=?・=?]

太常たいじょうに属し、祭祀さいし大饗だいきょう(大規模な宴会)の際に音楽の演奏を監督する官職。

関連用語
関連記事

【後漢・三国時代の官職08】太常 > 大予楽令


蛇矛(だぼう)

三国志演義さんごくしえんぎ張飛ちょうひが使っていたことで有名な、穂先ほさきへびのようにうねったほこ

は木製で全体の長さは約5.6mもあり、穂先ほさきは鋼鉄製で長さは約25cm。へびのようにうねった穂先には、刺したときの傷を深く複雑にすることで敵のダメージを大きくする効果がありました。

ですが、蛇矛だぼうが出現するのは15世紀・みん代(1368年〜1644年)に入ってからで、残念ながら正史『三国志さんごくしには張飛ちょうひ蛇矛だぼうを使っていたという記録はありません。


蛇矛(だぼう・じゃぼう)

蛇矛だぼう

画像出典元:中国サイト隋我网

蛇矛だぼうには、穂先ほさきへびの舌のように2つに分かれているバリエーションもあります。

関連用語

秩石(ちっせき)

かん代の官吏の年俸。毎月穀物と銭の「半穀半銭」で支払われていました。

官吏の位階序列を示す指標ともなっており、特に「二千石にせんせき」は太守たいしゅしょうの代名詞として使われることがあります。


中興(ちゅうこう)

一度おとろえたり途絶えたりしたものを再び盛んにすること。再興さいこう


中郎(ちゅうろう)

郎官ろうかんの1つ。

関連用語

徴召(ちょうしょう)

臣下が推薦した人材を、天子てんしが直接招聘しょうへいして任用する制度のこと。

関連用語

氐(てい)

槃瓠ばんこ(中国の伝説上の犬)の後裔こうえいを自称する北アジアの遊牧民族。

前漢ぜんかん武帝ぶてい期に涼州りょうしゅう武都郡ぶとぐんが設置されると西方の青海湖方面に追われ、かん交代期に曹操そうそうに対して反乱を起こしますが、その攻撃を受けて降伏しました。


廷尉(ていい)

 けい。定員:1名・ちつ中二千石(三品)

後漢ごかん=○・=○・しょく=○・=○]

刑獄を管理し、犯罪者の断罪を担当する官職です。

関連用語

鉄脊蛇矛(てっせきだぼう)

三国志演義さんごくしえんぎ程普ていふが使っていた蛇矛だぼう

通常の蛇矛だぼうは、は木製で全体の長さは約5.6mもありますが、鉄脊蛇矛てっせきだぼうが鉄製で通常よりも短かったであろうことが想像されます。

ですが、蛇矛だぼうが出現するのは15世紀・みん代(1368年〜1644年)に入ってからで、残念ながら正史『三国志さんごくしには程普ていふ鉄脊蛇矛てっせきだぼうを使っていたという記録はありません。

関連用語

点鋼矛(てんこうぼう)

三国志演義さんごくしえんぎ張飛ちょうひが使っていた蛇矛だぼうの名称。

劉備りゅうび双剣そうけん雌雄一対しゆういっついの剣)、関羽かんう青龍偃月刀せいりゅうえんげつとう冷艶鋸れいえんきょ)と共に、挙兵の際に張世平ちょうせいへい蘇双そそうの援助を受けてつくられました。

1丈8尺(三国志演義さんごくしえんぎあらわされたみん代の尺度では約6m)の長さがあったことから、丈八蛇矛じょうはちだぼうとも呼ばれます。

関連記事

殿最(でんさい)

人事考課(人事評価)の結果のこと。

殿でん」は最下位と判定された者に与えられる評価、「さい」は最下位と判定された者に与えられる評価になります。

関連記事

天子(てんし)

中華の最高権力者。皇帝。天命を受けて天下を治める者。世襲制せしゅうせい

しん始皇帝しこうていが「皇帝こうてい」とういう言葉をつくり出しましたが、かん代以降は儒家じゅか思想の隆盛の影響から再び「天子てんし」が用いられるようになりました。

日本でも天皇のことを天子てんしと呼ぶことがあります。


伝車(でんしゃ)

宿駅ごとに乗り継いで人や物資を運ぶ車のこと。


都試(とし)

毎年立秋りっしゅうを終えた後に郡国で行われた軍事訓練のこと。

太守たいしゅ郡都尉ぐんとい県令けんれい県長けんちょう県丞けんじょう県尉けんいが列席し、郡国の官吏の武術を試験したり、勤務評定を行いました。


中興(ちゅうこう)

一度おとろえたり途絶えたりしたものを再び盛んにすること。再興さいこう


党錮の禁(とうこのきん)

後漢ごかん末期、宦官かんがんによって党人とうじん儒家じゅか官僚や太学生たいがくせい)が迫害・弾圧された事件。

166年と169年の2度に渡って行われ、それぞれ「第一次党錮とうこの禁」「第二次党錮とうこの禁」と言います。

関連用語
関連記事

【002】権力を握った宦官と第一次党錮の禁

【003】霊帝の即位と第二次党錮の禁


東周(とうしゅう)


党人(とうじん)

清廉せいれんであることをむねとする儒家じゅか官僚や太学生たいがくせいのこと。

元は「こころざしを同じくする仲間」という意味ですが、宦官かんがんたちは自分たちに反抗する彼らのことを党人とうじんと呼びました。

関連用語

特進(とくしん)

加官。功績が高く徳行のある人物に与えられる爵位。二十等爵の最高位である列侯れっこうの亜種。

特進とくしんには封土ほうどはありませんが、官職を退しりぞいた者であっても「三公さんこうに次ぐ席次で朝政や行事に参加することができる」資格が与えられます。

関連用語

督郵(とくゆう)

郡の属吏。管轄下の県を視察して監督する官職です。


都督(ととく)

主に将軍しょうぐんの任官者が兼ね、州の軍事を取り仕切ります。

後漢ごかん末期から魏晋南北朝ぎしんなんぼくちょう時代に盛んに設置されるようになりました。


スポンサーリンク


【三国志用語事典】総索引

三国志用語事典