『三国志演義』から正史『三国志』まで、『三国志』に関連する用語を簡単に解説する用語事典の「ふ」で始まる用語をまとめています。

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賦(ふ)

税目の1つ。算賦さんぷ筭賦さんぷ口賦こうふ賦役ふえき賦税ふぜいとも呼ばれます。

いわゆる人頭税じんとうぜいで、15歳から56歳までは毎年1人あたり120銭でした。


符(ふ)

割符わりふのこと。

1.

かん(関所)や宮門に出入りする際に必要な割符わりふ。通行証。

2.

兵士を徴発する際などに必要な割符わりふ


賦役(ふえき)


斧鉞 / 鈇鉞(ふえつ)

天子てんしもしくは臨朝称制りんちょうしょうせいしている皇太后こうたいごうの命令により、出征する将軍にさずけられたおのまさかりのこと。

斧鉞ふえつさずけられた者には専殺権が与えられました。


復道 / 複道(ふくどう)

上下二重の渡り廊下のこと。閣道かくどうとも言います。

後漢ごかん洛陽城らくようじょう雒陽城らくようじょう)の北宮ほくきゅう南宮なんきゅう復道ふくどうで結ばれており、上を天子てんしが、下を臣下が通りました。


巫蠱(ふこ)

巫女みこや「まじない師」のこと。または「まじない」で人をのろうこと。

古代中国には、木の人形を土中に埋めて巫女みこいのらせることで、願いをかなえたり人をのろい殺すことができると信じられていました。


武皇帝(ぶこうてい)


斧車(ふしゃ)

県令けんれい以上の者が先導に仕える車のこと。車の上に斧を立てました。


賦税(ふぜい)


武帝(ぶてい)

中華の天子てんし(皇帝)の諡号しごうの一つ。

三国志さんごくしにゆかりの深い武帝ぶていには、

  • 前漢ぜんかんの第7代皇帝・世宗孝武皇帝せいそうこうぶこうてい劉徹りゅうてつ
  • 太祖武皇帝たいそぶこうてい曹操そうそう】(追諡ついし
  • 西晋せいしんの初代皇帝・世祖武皇帝せいそぶこうてい司馬炎しばえん

がいます。

そのため、曹操そうそうは皇帝に即位していませんが、魏書ぎしょ曹操そうそうの伝記は、皇帝扱いの武帝紀ぶていぎとなっています。

関連用語

駙馬(ふば)

天子てんし(皇帝)が乗る車の副馬のこと。


文属(ぶんぞく)

形式的にはある官職の属官とされていても、実質的には天子てんし(皇帝)に直属していた官職のこと。

後漢ごかんでは光禄勲こうろくくん少府しょうふに文属が配属されていました。

関連記事

文帝(ぶんてい)

中華の天子てんし(皇帝)の諡号しごうの一つ。

三国志さんごくしにゆかりの深い文帝ぶんていには、

  • 前漢ぜんかんの第5代皇帝・太宗孝文皇帝たいそうこうぶんこうてい劉恒りゅうこう
  • の初代皇帝・高祖文皇帝こうそぶんこうてい曹丕そうひ
  • 文皇帝ぶんこうてい孫和そんか】(追諡ついし
  • 西晋せいしん太祖文皇帝たいそぶんこうてい司馬昭しばしょう】(追諡ついし

がいます。

関連用語


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【三国志用語事典】総索引

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