大人気中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の「名言集」の第9弾です。

今回は第40話〜第42話。「草船借箭そうせんしゃくせんの計から苦肉の策、華容道かようどう関羽かんう曹操そうそうを見逃すまで」の内容から名言をピックアップしています。

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第3部 赤壁大戦(第40話〜第42話より)

第3部 赤壁大戦(第40話〜第42話より)

第40話「草船で矢を借りる」

名言No.135


曹操曹操

しまった…。はかられたか…。

蔡瑁さいぼう張允ちょういんを処刑した曹操そうそうが、心の中でつぶやいた言葉。


周瑜しゅうゆ小喬しょうきょうに剣舞を舞わせて宴会を盛り上げ、泥酔した振りをして蒋幹しょうかんと一緒に眠りました。

周瑜しゅうゆの部屋で「曹操そうそう軍の水軍都督すいぐんととく蔡瑁さいぼう張允ちょういん江東こうとうに内通する書簡」を見つけた蒋幹しょうかんは、急ぎ戻って曹操そうそうに報告します。


そして新たに水軍都督すいぐんととくに任命された于禁うきん毛玠もうかいは、船酔いしないよう「すべての船を鎖で一繋ぎにすること」を提案し、曹操そうそうはこれを認めました。

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名言No.136


諸葛亮諸葛亮

此度こたびはおめでとうございます。

周瑜しゅうゆは見事な計略によって、一番厄介だと思っていた蔡瑁さいぼう張允ちょういんの2名を取り除くことに成功しました。

そんな周瑜しゅうゆにとって気がかりなのは、孔明こうめいが今回の計略を見抜いているかどうかです。


様子を探りに来た魯粛ろしゅく孔明こうめいは、第一声で計略成功のお祝いをべました。

この時孔明こうめいは、「公瑾こうきんどのに聞かれたら、私が見抜いていたとは言わないでください」とつけ加えましたが、魯粛ろしゅく周瑜しゅうゆにすべてを話してしまいます。

それを聞いた周瑜しゅうゆはまた、孔明こうめいへの殺意を再燃させました。

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名言No.137


魯粛魯粛

あいだを取り持つ私が、どれだけ苦労していることか…。

正当な軍令によって孔明こうめいを処刑するため、周瑜しゅうゆ孔明こうめいに、10日の内に10万本の矢を用意するように命じました。すると孔明は、10万本の矢を3日で用意することを誓います。

その帰り道、「計略を見抜いていたことを、大都督だいととくに話しましたな」と責める孔明こうめいに、魯粛ろしゅくが言った言葉。


孔明こうめい魯粛ろしゅくに、それぞれ30名の兵を乗せ、両側に藁人形わらにんぎょうを1,000体並べた船を20そう用意するように頼み、今度こそ周瑜しゅうゆに秘密にしておくように念を押しました。

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名言No.138


周瑜周瑜

孔明こうめい神業かみわざには、完敗だ…。

孔明こうめいの「草船借箭そうせんしゃくせんの計」に感服して周瑜しゅうゆが言った言葉。


「3日で10万本の矢を用意する」孔明こうめいはそう言いましたが、周瑜しゅうゆにはその方法がどうしても分かりません。


一方、3日後に霧が濃くなることを知っていた孔明こうめいは、霧の中、藁人形わらにんぎょうせた船で曹操そうそうの陣営に近づいて矢を射かけさせます。藁人形わらにんぎょうに突き刺さった矢は12万本を数え、孔明こうめいは見事に周瑜しゅうゆの難題を達成しました。

周瑜しゅうゆは自分の負けを認め、孔明こうめいに礼を言いに行きました。

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名言No.139


周瑜周瑜

同じ事を考えたとはっ!(笑)

孔明こうめいの元を訪れた周瑜しゅうゆは、数で勝る曹操そうそうの水軍をいかにして破るかを、孔明こうめいに相談しました。

まず周瑜しゅうゆが、「昨夜思案してさる一計にいたった」と言うと、孔明こうめいも、「私も今朝一計をひらめきました」と答えます。孔明こうめいは、自分の方が気づくのが遅かったと周瑜しゅうゆを立てることも忘れません。

そこで、口で言わずにお互いの手の平に書いて見せ合うと、2人の手の平に書かれた文字は、同じ「火」の1文字でした。

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第41話「苦肉の策」

名言No.140


魯粛魯粛

すでに策であると見抜いておられたのならば、それこそ諫言かんげんなさるべきでした。

黄蓋こうがいが罰を受けている間、涼しい顔をしていた孔明こうめい魯粛ろしゅくが言った言葉。


江東こうとうにやって来た蔡和さいか蔡中さいちゅういつわりの投降と見抜いた周瑜しゅうゆは、2人の目の前で黄蓋こうがいと争って見せ、黄蓋こうがいに百叩きの刑を言い渡しました。

いわゆる「苦肉の策(苦肉の計)」です。


「なぜ公瑾こうきんどのを諫言かんげんしてくださらなかったのか?」こう魯粛ろしゅくが問うと、孔明こうめいは「子敬しけいどのはまた、私をあざむきました」と言って、これが周瑜しゅうゆの「苦肉の策」であることを言い当てます。

すると魯粛ろしゅくは、

「そなたが公瑾こうきんどのを止めてこそ、策の成功のあかしっ!ひいてはこの策の痛ましさが一段と増すことで、真実味をびるとともに公瑾こうきんどのの知謀を助ける!そうではあらぬか?」

と、諫言かんげんすべきであった理由を説きました。

これにはさすがの孔明こうめいも、「これはうかつでした」と魯粛ろしゅくにあやまりました。

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名言No.141


周瑜周瑜

孔明こうめいどの、そなた…、まさしく神であるな…。

周瑜しゅうゆの病気の原因をみごとに当てた孔明こうめいに、周瑜しゅうゆが言った言葉。


曹公そうこうを破らんと欲すれば、火攻めをもちうべし。万事みな備われど、ただ東風を欠く」

いきなり倒れて血を吐いた周瑜しゅうゆを見舞った孔明こうめいは、「ならばこの私が、薬を処方しましょう」と、この処方を書いて周瑜しゅうゆに見せました。


そして孔明こうめい周瑜しゅうゆに、奇門遁甲術きもんとんこうじゅつによって壇上だんじょう祈祷きとうし、3日3晩の間「東南の風」を吹かせることを約束します。

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名言No.142


諸葛亮諸葛亮

大都督だいととくにお伝えくだされ!良き采配さいはいを振るわれよとっ!!

迎えに来た趙雲ちょううんの船の中から、追ってきた呂蒙りょもう孔明こうめいが言った言葉。


周瑜しゅうゆ呂蒙りょもうに、風向きが変わったら孔明こうめいを捕らえ、その場で斬れと命令していました。

風向きが変わり呂蒙りょもう祭壇さいだんへ行ってみると、すでに孔明こうめいの姿はありません。


その後、孔明こうめいさが呂蒙りょもうは1台の馬車を見つけましたが、馬車から顔をのぞかせたのは小喬しょうきょうでした。

そして、呂蒙りょもう孔明こうめいを見つけた時には、孔明こうめいはすでに船に乗り、岸を離れた後でした。

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名言No.143


周瑜周瑜

行けっ!すぐに出て行け!もう二度と、私の前に現れるな…。

孔明こうめいを逃がした小喬しょうきょうに、周瑜しゅうゆが言った言葉。


周瑜しゅうゆ小喬しょうきょうに剣を突きつけて、「諸葛亮しょかつりょうを逃がしたのはそなたかっ!」と問いめます。

小喬しょうきょうは自分が逃がしたことを認めると、「あなたを助けて下さったお方を、あやめてはなりません…」と、震える声で答えました。


個人的には、周瑜しゅうゆ小喬しょうきょうには最後までげて欲しかったんですけどねぇ…。

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第42話「赤壁の戦い」

名言No.144


関羽関羽

軍師ぐんしどの、私はいかがする?

趙雲ちょううん張飛ちょうひ糜芳びほう糜竺びじく劉封りゅうほう劉琦りゅうきと続々に命令が下る中、一向に命令を与えられない関羽かんう孔明こうめいに言った言葉。


孔明こうめいは、「曹軍そうぐんは必ず華容道かようどうを通って敗走する。旧恩あるそなたを行かせれば、曹操そうそうを逃がす恐れがある」と、関羽かんうに任務を与えなかった理由を説明します。

すると関羽かんうは「顔良がんりょう文醜ぶんしゅうを斬って恩は返した!もし私的に曹操そうそうを逃がせば、軍法に服します!」と誓って華容道かようどうに向かいました。

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名言No.145


諸葛亮諸葛亮

関羽かんうに、情けをつくす場を与えましょう。

「やはり関羽かんう曹操そうそうを逃がすのではないか」と心配する劉備りゅうび孔明こうめいが言った言葉。


孔明こうめいは、

「天文を見るところ、曹操そうそう此度こたび生き延びます。関羽かんうに、情けをつくす場を与えましょう。それも後世に伝わる美談…」

と、関羽かんう曹操そうそうを逃がすことを分かっていて命令を下していたのでした。

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名言No.146


程昱程昱

笑うのはおやめ下さいっ!

3度目の高笑いをする曹操そうそう程昱ていいくが言った言葉。


周瑜しゅうゆの火計に大敗した曹操そうそうは、ほうほうの体で南郡なんぐんに向けて敗走します。

この時曹操そうそうは、一息つく度に、「諸葛亮しょかつりょう周瑜しゅうゆも大したことはない、わしならここに伏兵を置く」と高笑いをし、1度目の高笑いで趙雲ちょううんが、2度目には張飛ちょうひが現れました。

つまり程昱ていいくは、「高笑いをすると敵が現れるのでは」と心配したのです。


ですが曹操そうそうは、曹氏そうしうらみを買わぬよう劉備りゅうび孫権そんけんみずから手を下さず、お互い相手に殺させようとしていることに気づき、「周りがどんなに危なくても、わしの元が一番安全だ!」と言い切りました。

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名言No.147


曹操曹操

逃げる訳にはいかんのだ雲長うんちょうーーっ!

まんまと自分を逃がそうとする関羽かんうに、曹操そうそうが言った言葉。


分かれ道に差し掛かった曹操そうそうは「静かに見える道にこそ伏兵がいる」と、煙が上がっている華容道かようどうに進みますが、その華容道かようどうには関羽かんうが待ち受けていました。


すでに恩は返したと言う関羽かんうに、5関で6将を斬った罪を見逃してやったことを指摘すると、関羽かんうは明らかに動揺した様子を見せ始めます。

これに活路を見いだした曹操そうそうは、急に観念したような態度で、

「たとえ殺されてもわしは責めぬぞ。あの世で笑ってそなたを待とう、酒をわすために…」

と言って関羽かんう佩剣はいけんささげ、「この剣で我が首をねよ」と言いました。


このあわれな曹操そうそうの姿を見た関羽かんうはついに軍法を破る覚悟を決め、兵に散開を命じて道を空けますが、曹操そうそうだけがなかなか逃げようとしません。

最後には関羽かんうが「追い払え!」と命令し、曹操そうそうは兵に引きずられながらこの言葉を叫び、その場から逃げおおせました。

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続き

【スリキン】三国志 Three Kingdoms 名言集10(第43話〜第47話)

三国志 Three Kingdoms 名言集【目次】

画像引用元

中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』

三国志 Three Kingdoms | チャンネル銀河