大人気中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の「名言集」の第21弾です。
今回は第84話〜第87話。「曹丕の死から孔明が泣いて馬謖を斬るまで」の内容からピックアップしています。
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目次
第7部 危急存亡(第84話〜第87話より)
第84話「出師の表」
名言No.343
恐れながら、あれほどの油を無駄になさると?
馬謖の話に興味を示した孫権に、馬謖が言った言葉。
馬謖が呉に着いた時、すでに呉には魏の使者も到着しており、考えが決まらない孫権は魏の使者を待たせていました。
孫権は先に馬謖と会うことにすると、大きな鼎に煮えたぎった油を入れて馬謖を待ちます。馬謖の話す内容が取るに足りなければ、魏の使者の前で馬謖を煮殺し、蜀討伐の意志を示そうというわけです。
火にかけられた鼎を一瞥した馬謖は、
「酈食其が斉の王を説得に参った故事の真似か。どうやら私と魏の使者、いずれかを煮殺すらしい」
と言うと、少しも恐れず堂々と孫権を説得し、孫権に魏の使者を煮殺すように言いました。
名言No.344
自国が強大であってこそ、他国も手を貸すものなのだ。
孫権の元に、蜀に侵攻した魏の4つの軍が撤退したという知らせが入りました。
呉は今回蜀についたことにより蜀の恨みを買うことはありませんでしたが、魏の恨みを買うことになります。
「心配には及びませぬ。此度蜀は主君に恩を受けたゆえ、曹丕が侵犯した折には蜀に援軍を頼むこともできるではございませぬか」
そう言った張昭に孫権は、「呉が強大でなければ蜀も助けには来ない」と、防備を強化して曹丕の侵犯に備えるよう命令を出しました。
名言No.345
どうせ陛下は私を重用されぬからな。曹氏の一族とご出陣だ。
曹丕は、華歆の進言によって自ら呉を討伐することに決めました。
この呉討伐は失敗に終わると読んだ司馬懿はこの出征に反対し、あと10年国力を充実させるべきであると進言します。
これを聞いた曹丕は、「朕は40(歳)に手が届く!さらに10年も待てるかっ!」と怒り、呉討伐を決定しました。
この軍議から外され、屋敷に帰った司馬懿が司馬昭に言ったのがこの言葉です。
名言No.346
一つ聞きたいことがある。軍権を握ったそなたを、誰が押さえる?
司馬懿の予想通り、曹丕の呉討伐は失敗に終わりました。
「なぜ私に呉を討たせないのですか?」と問う司馬懿に、曹丕は言います。
「一つ聞きたいことがある。軍権を握ったそなたを、誰が押さえる?」
ですが、呉の陸遜や蜀の諸葛亮に対抗するためには、どうしても司馬懿の力が必要なことは、曹丕にも分かっています。
持病の肺病により、自分の命がもう長くないことを悟った曹丕は、司馬懿を驃騎大将軍に任命し、息子の曹叡の補佐を頼みました。
司馬懿が任命された驃騎大将軍とは、大将軍・曹真、大司馬・曹休とともに魏の軍政を司る重要な職です。
名言No.347
死んだ…。そなたの主だ。
その後曹丕は、40歳の若さでこの世を去ります。
羹(熱い汁物)を持ってきた静姝に、司馬懿は言いました。
「死んだ…。そなたの主だ」
司馬懿は、曹丕が与えた絶世の美女・静姝は、曹丕のスパイだと見抜いていたのです。
曹丕の跡は、息子の曹叡が継ぎました。
名言No.348
魚が龍となって、海から天に昇る気分だっ!
驃騎大将軍を解任された司馬懿が言った言葉。
曹真と曹休は「軍の指揮権を曹一族以外の者にお与えになってはなりません」と進言し、曹叡は司馬懿を雍涼大都督に転任させて、洛陽から追い出してしまいました。
ですが司馬懿は、
「雍涼は辺境ではあるが、魏の要とも言える地だ。孔明が侵攻すれば、まさに私の好機となろう」
と、むしろこれを喜んだのでした。
第85話「罵って王朗を殺す」
名言No.349
兵法の奥義は奇策にある。危険を冒さずに、奇策はできぬっ!
「丞相は危うい賭けには乗らぬ。ゆえに百戦百勝なのだ」と言う馬謖に魏延が言った言葉。
劉禅に「出師の表」を上奏して北伐を開始した孔明は、兵を二手に分け、1つは斜谷から郿城を攻めるとみせかけて、もう1つは祁山から隴西に行き、足場を固めてから長安を攻め落とす方針を出しました。
「丞相、道はあと一つありますが…」
と言った魏延は、
「5千の精鋭をくだされば、それを率いて秦嶺を越えます。子午谷を通り長安へ行き、10日で功を立ててご覧に入れます」
と進言しましたが、危うい賭けはできぬと却下されてしまいました。
名言No.350
司馬懿は兵法に長けている。奴がおれば10万の大軍に等しい。
馬謖から「司馬懿が長安を守る要害の地・雍涼の都督となったこと」を聞いた孔明が言った言葉。
曹真・曹休は司馬懿を疑っている。孔明は洛陽に流言を流して司馬懿を殺そうとします。
この策によって司馬懿を殺すことはできませんでしたが、司馬懿はすべての官職を解かれ、故郷に帰されました。
名言No.351
やはり諸葛亮は妖怪であった。舌先三寸で我が軍師を憤死させた…。
王朗が憤死したと聞かされた曹真が言った言葉。
孔明を迎え撃った夏侯楙、司馬懿の代わりに雍涼の守りについた曹休は、ともに敗れました。
すると曹叡は王朗を軍師につけ、曹真を出陣させます。
王朗は孔明に舌戦を挑みますが、散々に言い負かされた王朗は血を吐いて憤死してしまいました。
曹真も破られた曹叡は、ついに司馬懿を召し出します。
第86話「空城の計」
名言No.352
間もなく魏軍の敗北は終わる。この先敗れるのは、蜀軍であるぞっ!
洛陽・長安の兵馬の指揮権を得た司馬懿が言った言葉。
蜀軍では李厳の説得により、魏に降っていた孟達が12万の兵を率いて手薄になっている洛陽を攻める手はずとなっていました。
この計画を知った司馬懿は先手を打って孟達を討ち、曹叡から洛陽・長安のすべての兵馬の指揮権を得ました。
名言No.353
あの者は私を理解しているが、私はあの者のことをさほど知らぬ。
司馬懿の力量を恐れた孔明が言った言葉。
司馬懿が出てきたことを知った孔明は、司馬懿が狙ってくるのは街亭だと読んで、馬謖と王平を派遣しました。
街亭は蜀軍の喉元に当たる要衝。孔明はさらに高翔と魏延を派遣して万が一に備えます。
ですが孔明は、それでも「何やら胸騒ぎがする」と不安気な様子でした。
名言No.354
私は誰も信じぬ。ただ動きを眺めるのみ。
馬謖が川から遠い孤立した山頂に陣を敷いているのを見た司馬懿が言った言葉。
司馬懿は、
「布陣から察するに、馬謖は名ばかりの将軍だ。あえて無能な男を用いたのだ。あれでは勝てぬ。せっかく築いた諸葛亮の名声が地に落ちようぞ」
と言い放ちました。
名言No.355
馬謖は能なしだっ!我が大軍を窮地に陥れたぞ!
王平が書いてよこした陣の図面を見た孔明が言った言葉。
孔明はすぐさま全軍に漢中へ撤退の命令を下し、
「陛下、私の目は節穴でした…。大きな過ちを犯したのです」
と嘆きました。
名言No.356
大軍が戻らぬのに、指揮官が退くことなど出来るはずがなかろう。
「丞相の御身を危険に晒すなどもってのほかっ!漢中へお退きください」と言う姜維に孔明が言った言葉。
孔明の元には、老兵や病人ばかりの2千の兵しか残っていませんでした。
西城には10万石の兵糧が蓄えてあります。孔明はこの兵糧を運び出すため、西城に向かいます。
司馬懿が攻め寄せてくると、孔明は旗を隠してすべての城門を開けさせました。
そして、民を装った兵士数名を各門に置いて掃除をさせ、自らは城門の上で琴を弾いてみせます。
これを見た司馬懿は、伏兵がいると疑って兵を退きました。
後に本当に空城であったことが分かった司馬懿は、「息子よ、かの神のごとき妙計、父は到底敵わぬ」とつぶやきました。
第87話「泣いて馬謖を斬る」
名言No.357
丞相、功なくして褒美など頂けませぬ。
自分に褒美を与えようとする孔明に趙雲が言った言葉。
趙雲は見事な殿を務め、敵将3人を討ち、兵馬・武器・兵糧、何ひとつ失うことなく撤退を完遂しました。
これに孔明は、褒美として金500と絹1万を与えようとしますが、
「たとえ丞相がどうしてもとおっしゃっても、賞罰がはっきりいたしません。此度の褒賞は兵庫に収め、将来の功臣にお与えを」
と言って、趙雲はこれを断りました。
名言No.358
感謝します!丞相の今までのご恩に、来世で必ず報います。
馬謖の処刑を言い渡した孔明に、馬謖が言った言葉。
独断により街亭を失った馬謖と王平が戻って来ました。
馬謖は自らの愚かさと罪を悔い、自分の身体を縛らせると、
「何卒軍法にのっとり私を死罪とし、正道をお示しくださいっ!」
と、涙ながらに孔明に訴えました。
すると孔明は、趙雲や魏延らが助命嘆願をする中、涙を流しながら馬謖の処刑を言い渡します。
いわゆる「泣いて馬謖を斬る」です。
馬謖が出て行くと、孔明はその場に泣き崩れました。
名言No.359
幼常、別れの酒だ…。
「幼常止まれ!」
刑場に向かう馬謖を呼び止めた魏延は、一杯の酒を注ぎ、馬謖にすすめます。
馬謖はその酒を一気に飲み干すと、魏延に言いました。
「かたじけない。この馬謖、ともに賊を討つことは叶いませぬが、死して我が蜀の兵士を守り、険しき道を開き勝利をもたらします! 将軍たちが北伐で功を立て、大業を成就させた日には、馬謖も黄泉にありて共に喜びましょうぞっ!」
そして、「丞相!お別れにございますっ!」と、幕舎に向かって最期の別れを告げ、馬謖は刑に服しました。
孔明は自分を罷免するように上奏しましたが、右将軍に降格されるだけに留まりました。
名言No.360
天子は凡庸っ!朝廷には姦臣のみっ!
蜀軍を撤退させた司馬懿ですが、司馬懿を警戒する百官の讒言により官職を解かれ、洛陽に用意された邸宅に軟禁されることになりました。
これに不満を爆発させた司馬昭は、
「曹真や曹休は何度敗れてもその地位はそのまま!父上は、勝って戻ったというのにすべてを奪われました。まるで罪人ですっ!」
と言うと、ついに天子(曹叡)を罵ってしまいます。
そんな司馬昭に、司馬懿ははじめて手をあげました。
名言No.361
痛いのは、私よりも旦那さまのお心のはず…。
「静姝よ、怪我はないか?痛かったであろう…」と司馬懿に抱き起こされた静姝が、司馬懿に言った言葉。
「触るなっ!」
司馬懿に殴られた司馬昭を助け起こそうとする静姝を、司馬昭は大きく腕を振って払いのけます。
司馬懿に抱き起こされた静姝は、司馬昭に言いました。
「若君、ご存知ですか?旦那様が3日閉じこもり、朝から晩まで動かず、今宵やっと羹(熱い汁物)をお召しに…」
司馬懿は「見ていろ!その内遠からず、朝廷から迎えが来るわっ!」と言って、うなだれる司馬昭を部屋から追い出しました。
続き
【スリキン】三国志 Three Kingdoms 名言集22(第88話〜第92話)
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画像引用元
中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』