大人気中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の「名言集」の第10弾です。
今回は第43話〜第47話。「赤壁の戦いの後から劉備が南郡を手に入れるまで」の内容からピックアップしています。
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目次
第4部 荊州争奪(第43話〜第47話より)
第43話「司馬懿、出仕す」
名言No.148
曹操をあえて劉備に譲り渡したのです。
「何ゆえ我が軍は曹操を逃がした?」と孫権に問われた周瑜が答えて言った言葉。
周瑜は「劉備の手で曹操を始末させ、曹氏と劉備を争わせた方が良い」と言ったのです。
孫権は、「あっぱれだ、公瑾の才知は孔明をはるかに凌ぐっ!」と賞賛しましたが、これは孔明の下で学ぶ馬謖も言い当てたことであり、孔明にも本気で曹操を殺す気はありませんでした。
名言No.149
兄として私が先に逝くべきなのだっ!
華容道から戻った関羽が「曹操を故意に逃がしたこと」を報告すると、孔明は軍法に照らして関羽を斬るように命じました。
すると劉備は、「軍法は守らねばならぬ。だが、雲長が死ねば自分も生きてはおれぬ」と、自分の首に剣を当てます。
劉備軍を探るためその場にいた魯粛はこれを見て、
「今劉皇叔がお亡くなりになれば、我が主君は誰と曹操を倒し、漢を中興するのですか!?」
と言い、孔明を説得して劉備と関羽の命を救いました。
名言No.150
時には愚かでなくとも、愚かな振りをする必要がある。
「劉備の芝居に騙されたのだ!そなたは甘すぎるっ!」と叱責する周瑜に魯粛が言った言葉。
魯粛は、「まだ曹操は健在であり、曹操と対抗するためには今後も劉備と手を組まざるを得ません。今回は劉備に恩を売りましょう」と、劉備を助けた理由を述べました。
名言No.151
生きるのだっ!儂は寝たら忘れたぞっ!
やっとのことで南郡にたどり着いた許褚は、「3千の兵をすべて失った…」とずっと泣いていました。
曹操は許褚の隣に座ると「勝敗は兵家の常」とやさしく語りかけ、この言葉をかけました。
また、「3千の兵が何だ!では3万与えるっ!笑えっ!」と言って許褚を元気づけると、兵を集めて敗戦の理由と今後の軍略を語りました。
名言No.152
10年か、あと10年生きられるかどうか。
司馬懿の展望を聞いた曹操が言った言葉。
曹操が話をしているにも拘わらず、居眠りをしている者がいました。曹仁はその男を捕らえて牢に入れます。
その後、牢屋に訪れた曹操を「お待ちしておりました」と迎えたその男は、赤壁の真の敗因は「人心は漢にあり、曹操になかったこと」にあると説きます。
また、「10年の間富国強兵をし、情勢が変わるのを待って30万の兵で南征すれば、戦わずして勝てるでしょう」と言い、「事を図るのは人ですが、事を成すのは天でございます。賢者は人事を尽くし天命を待つ」とつけ加えました。
この話を聞いた曹操は、「そなたは司馬懿だ!」と、男の名を言い当てました。
第44話「曹操、華北に帰る」
名言No.153
従わぬならそなたを殺すっ!
曹沖の師傅となることを断ろうとした司馬懿に曹操が言った言葉。
かつて曹操が司馬懿を呼びつけた時、司馬懿はそれに応じませんでした。
今になって現れた司馬懿に曹操は、
「待遇が良くなってから仕えようとは無礼な!なんたる傲慢さかっ!」
と怒って見せましたが、司馬懿を(生きている中で)4番目の子・曹沖の師傅に任命しました。
名言No.154
常に隠れているからだ(笑)
許都に向かう馬車に同乗していた司馬懿に曹操は、
「足の裏は、なにゆえ顔や手よりも色が白いのか申してみよ?」
と尋ねました。
司馬懿は「分かりません」と答えます。
すると曹操は、「常に隠れているからだ」と、笑いながら意味深な答えを言いました。
まだ曹操に警戒されていることに気づいた司馬懿は、一層注意深く仕えるようになりました。
名言No.155
南門から入城なされば、賊は必ずお命を狙います。
「そなたはなぜ西門で出迎えた?」と問われた曹沖が曹操に言った言葉。
曹操が赤壁で大敗したことが伝わると、西涼の馬騰・韓遂が侵攻を開始し、許都の中にも刺客が入り込んでいました。
曹操を出迎えるため、曹丕や百官は南門に整列しましたが、3日経っても曹操は到着しません。
そして4日目、南門に行列が到着すると、潜んでいた刺客たちが一斉に矢を放ち、南門は大混乱に陥ります。
そんな中、曹操の子の中で一番幼い曹沖だけが、曹操が西門から入ってくることを見抜いていました。
第45話「曹沖の死」
名言No.156
敵を恨むより、敵を利用すべきと心得よ!
西門に集まった子らに曹操は、「討ち漏らした刺客をどうすれば良いと思う?」と問いました。
すると、曹丕・曹彰・曹植はみな刺客を逃がさない方法を答える中、曹沖だけは「むしろ逃がしてお父上の帰還を報告させ、馬騰を戦かせるべきです」と答えました。
これを聞いた曹操は、「よくぞ言った、その通りだ!」と曹沖を褒め称え、
「賊を殺したところで何になる?覚えておけ、憤るな。憤れば知恵が働かなくなる。加えて敵を恨むな。恨みを持てば判断力が損なわれる。良いか、敵を恨むより、敵を利用すべきと心得よ!」
と、子らに言って聞かせました。
名言No.157
曹沖さまは、自ら死を招かれたのです。
ある日、曹沖と曹丕が毒鼠(実は毒蛇)に噛まれ、曹丕は一命を取り留めたものの、幼い曹沖は命を落としてしまいました。
この時、「誰が曹沖さまを殺めたと思う?」と陳羣に問われた司馬懿が言った言葉。
司馬懿は「ご聡明さが飛び抜けておりました。父君から受けたご寵愛もです。こうなる運命でした」と言って答えを濁しましたが、司馬懿はこの事件が起こる以前、「曹沖さまは聡明ではない。真に聡明である方は、決してそれを人に悟らせぬもの」と言っていました。
第46話「荊州を争う」
名言No.158
私がいては、公瑾も何かとやりにくい。
荊州を巡って劉備軍との間で緊張が高まる中、早々に柴桑に戻ろうとする孫権が魯粛に言った言葉。
孫権は、
「離れた方が互いに心地よいのだ。公瑾は、私がはるか遠くで玉座に収まり、軍権を委ねることを望んでおるのだ」
と言って、周瑜にすべてを任せて柴桑に戻りました。
名言No.159
そなたが見たものは、相手がそなたに見せたいものだ!
3,000石の兵糧を贈るという名目で、油江口の劉備の陣を訪れた呂蒙に周瑜が言った言葉。
呂蒙が訪れた時、劉備の陣では戦の準備をしているようには見えませんでした。
周瑜は呂蒙に「孔明は戦の準備をしていないように見せただけで、裏では戦の準備をしているのだ」と言ったのです。
ですが、孔明の真意は「戦の準備をしているように思わせる」ことで、周瑜が裏をかくことまで読んでいたのでした。
名言No.160
30日で奪えなかった時には、そなたが南郡を取れば良い。
周瑜が孔明に約束して言った言葉。
孔明の真意を探るべく油江口を訪れた周瑜は「劉備が劉琦を担ぎ出し、旧領を取り戻すという名目で南郡を攻めようとしているのでは?」と問い詰めます。
そして「南郡は江東が攻める!」と言う周瑜に孔明は、
「曹操が南郡に残した曹仁は戦に長けた猛将。城を落とせない上に甚大な被害を受けるのでは?」
と憂慮してみせました。
これに答えて周瑜が言ったのがこの言葉です。これこそ孔明の思うツボでした。
第47話「智略で南郡を取る」
名言No.161
私が南郡を取れなければ、諸葛亮が取りに来る…。
兵力で劣る南郡は窮地に陥っていました。そこで曹仁は、城を捨てて撤退する振りをして周瑜を城内に誘い込み、孫権軍に大打撃を与えます。
そしてその最中、周瑜はその身に毒矢を受けてしまいました。
この時、「一時撤退して治療に専念するべきです」と進言する程普に、周瑜が言ったのがこの言葉です。
名言No.162
大都督、ご健在のこと、お喜び申し上げます。
南郡城を占拠した趙雲が周瑜に言った言葉。
曹軍の目の前で血を吐いて落馬した周瑜は、「このまま自分が死んだことにせよ」と命じました。
そして周瑜は、周瑜の死に乗じて全軍で攻めてきた曹仁を撃ち破ると、余勢を駆って南郡城に攻め掛かります。
ですが、空になった南郡城はすでに趙雲に奪われた後でした。
「こちらの軍が多大な損失を被り、大都督も戦死されたとの知らせが届きました。私は曹賊を阻むよう遣わされたのです。南郡を取り損なった折には、我が主君の好きにして良いとおっしゃったはず」
と言う趙雲の言葉を聞いた周瑜は、その場で血を吐いて落馬しました。
名言No.163
曹仁は大したものだ!
曹仁敗北の知らせを受けた曹操が言った言葉。
「曹仁は大したものだ!周瑜の部下を討ち滅ぼし、劉備には城を3つもくれてやった!」
曹操は荊州を保ち続けるよりも、孫権と劉備に荊州を巡って争わせ、疲弊させる方が良いと考えていました。
その点では曹操にとって、孫権ではなく劉備が荊州を手に入れた方が好都合だったのです。
名言No.164
我らはあの劉備のようなエセ君主すら受け入れたのだぞ!
「周瑜から兵符を取り上げ、治療に専念させるのです」と言う魯粛に孫権が言った言葉。
「今江東と劉備が争えば、曹操を喜ばせるだけ。だが、公瑾は撤退を受け入れるだろうか?」
そう心配する孫権に魯粛は、周瑜から兵符を取り上げるように進言しました。
ですが孫権は、
「公瑾は不遜で独断的ではあるが、才に恵まれ、忠勇に優れている。もしあの者がおらねば、赤壁で負けていただろう」
と、言った上で、
「我らはあの劉備のようなエセ君主すら受け入れたのだぞ!周公瑾を、受け入れぬ道理はあるまい」
と言いました。
すると魯粛は、周瑜が撤退せざるを得ない一計を進言しました。
続き
【スリキン】三国志 Three Kingdoms 名言集11(第48話〜第50話)
三国志 Three Kingdoms 名言集【目次】
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画像引用元
中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』