大人気中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の「名言集」の第14弾です。
今回は第58話〜第62話。「龐統が劉備に仕えるところから、曹操が馬超を破るまで」の内容からピックアップしています。
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目次
第5部 奸雄終命(第58話〜第62話より)
第58話「諸葛亮、喪に服す」
名言No.221
これでこそ策士。国を背負う者、面の皮の厚さも必要だ。
周瑜の葬儀で泣き崩れる孔明を見て、魯粛が言った言葉。
周瑜の葬儀に孔明が現れると、江東の将軍たちは剣を抜いて孔明を斬ろうとします。
ですが、周瑜の霊前で泣き崩れる孔明の弔辞を聞いた将軍たちは、みな心を打たれて涙を流し、剣を落としました。
名言No.222
見上げた度胸だな。公瑾を殺しておきながら、よもや弔問に訪れるとは。
酒場まで追ってきた孔明に、龐統が言った言葉。
周瑜の葬儀の最中、酒に酔って周瑜を罵る者がいました。この男こそ、あの鳳雛と呼ばれた龐統です。
孔明と魯粛は、追い出された龐統を急いで捜させました。
先に龐統を見つけた孔明は、劉備に仕えるよう薦めますが、「それ以上申せば、儂は去るぞ!」と言って、龐統は取り合いませんでした。
名言No.223
龐統は人中の鳳凰。飛び立てば足跡も残さない。
宿を出て行った龐統を「捜しに行きましょう」と言った使用人に、魯粛が言った言葉。
龐統を見つけた魯粛は孫権に面会を求めますが、呉国太が「乱心者は用いぬ!」と言ったため、孫権は龐統に会いませんでした。
実はこの少し前、孔明が孫乾を遣わして「龐統が周瑜を罵ったこと」を呉国太に知らせていたのです。
もう一度孫権に龐統を会わせようとする魯粛ですが、龐統はすでに去ってしまった後でした。
名言No.224
月など幾度でも愛でられるが、大賢人は一度失えば終わりだっ!
「奥方さま(孫小妹)は気が短い。やはり月を愛でてからの方が…」と言う張飛に劉備が言った言葉。
賢人を募集していた劉備は、「身なりが良くない」という理由だけで、優れた論文を提出した龐統を重用せず、来陽県の県令という小さな職を与えます。
その後、来陽県の視察に行った張飛から「龐統がただ者ではない」ことを聞かされた劉備は、「しまったっ!人は見てくれでは分からぬ!」と言って、急いで来陽県に向かいました。
孫小妹(孫尚香)の機嫌を気にする張飛がかわいい。
この言葉だけ見ると良い言葉ですが、ちょっと劉備は調子が良すぎますね!(笑)
第59話「銅雀台に詩を戦わす」
名言No.225
我が君、ボーっとなさるな、荊州へっ!
劉備から贈られた馬の轡を取って、龐統が劉備に言った言葉。
慌てて龐統を訪ねた劉備ですが、去ると決めた龐統の気持ちを変えることはできませんでした。
しかたなく劉備は龐統を城外まで送り、自分の乗馬である的盧を贈ります。
龐統と別れると、張飛が言いました。
「龐統には知恵も才もある。他の者の手に落ちては害となる。奴を採用できぬなら、俺が今殺して禍の元を絶つ!」
すると劉備は、「愚かなことを申すなっ!」と張飛を止めて言いました。
「私には引き留められぬが、先生なら私より強い者と出会える。才花が開けば賊も除けよう。私も此度の過失を永久に忘れぬ。ためらわずに行かれよ、先生っ!」
この言葉を聞いた龐統は劉備の元に戻り、劉備に臣下の礼を取りました。
名言No.226
二人揃って病とは。心の病だろう。
荀彧と荀攸の欠席の理由を聞いた曹操が、程昱に言った言葉。
曹操は鄴に銅雀台を築き、百官を招いて宴会を開きましたが、台の上から見下ろすと空席が目立っていました。
古礼では「帝王のみが高台を築き王威を示すことができる」とされており、銅雀台を築いたことは、曹操が帝王の志を表明したことになります。
「来ない者には、来ない理由があるのだろう」
曹操は荀彧らが宴会を欠席した理由を、漢室を蔑ろにする曹操に反対する意思表明だとみて、「心の病」と言ったのでした。
名言No.227
…潜龍。
曹丕を評するに相応しい言葉として、司馬懿が曹丕に言った言葉。
曹操は銅雀台の宴会で、武将には弓比べ、文官には賦(詩)比べをさせ、弓比べは曹彰が、賦比べは曹植が一番と表彰されました。
この時曹植は、曹操に帝位を勧める賦を詠んで「曹操に媚びる群臣たち」の賞賛を得ましたが、曹丕は漢室を尊ぶ賦を詠んで彼らの不評を買いました。
これを、この日欠席した多くの識者たちを味方につけるための曹丕のアピールとみた司馬懿は、
「賦上手だけでは足りません。しかと時勢を読み、事を成す者がより上の境地に立てる。されど、その境地に達しながら、何も知らぬ振りを装い才能を隠していらっしゃる」
と言い、曹丕を「潜龍(潜んでいる龍)」と評しました。
第60話「馬騰、都に入る」
名言No.228
仲達、そなたには才が備わっておる。傲慢という才だ。
曹沖の喪が明けた司馬懿は、曹丕の師傅となることを願い出ましたが、曹操は「曹植の師傅になれ」と言いました。
この時、曹丕の師傅になることが許されなければ「裁きを受け、死すともやむなし」と言う司馬懿に、曹操が言ったのがこの言葉です。
曹操は、「曹植を教えずとも良い。されど曹丕を選ぶ傲慢は許さん!」と、司馬懿を解任してしまいました。
名言No.229
馬騰は酥を一箱贈ってくれたからな。礼をせねばならぬ。
曹操の計略に感服する荀彧に、曹操が言った言葉。
荀彧は、北方の憂いである馬騰を除くため、馬騰を征南将軍に任じて孫権討伐を命じ、敵同士を争わせる「狼をもって犬を討つの計」を献策します。
すると曹操はその計略に手を加え、馬騰を大将軍に任じ、馬騰が天子に謝意を述べに来たところを捕らえ、烏合の衆となった西涼を帰順させる計略に変えました。
大将軍に任命する詔を受け取った馬騰は、これを曹操の計略と知りながら許都に行き、逆に曹操を討つ計画を練りました。
名言No.230
さように賢いとなると、長生きしませんなぁ…。
曹丕から主簿の楊修の噂話を聞いた司馬懿が言った言葉。
司馬懿のあばら屋を訪ねた曹丕は、釣りをしながら主簿の楊修の噂話を聞かせました。
- 修繕が終わった庭を見て回った曹操は、ただ門に「活」の1字を書いて去りました。
これを見た楊修は、門に活、つまり「闊い(広い)」ということだと言って門を取り壊し、小さく造り直しました。 - 曹操は、馬騰が献上した酥(クッキーのようなお菓子)に「一合酥」と書いて置いておきました。
これを見た楊修は、一合酥の文字を分解すると「一人一口の酥」になると言って、使用人に食べさせました。
これを聞いた司馬懿は、「才を鼻にかけ、君主の真意を見抜くような臣下は、君主に嫌われるので長生きできない」と言ったのでした。
第61話「曹丕に罪を問う」
名言No.231
肝要なのは、儂が本当に死んだら誰が最も得をするのかだ。
曹操との挨拶を済ませ、許都の城外に駐屯した馬騰は、内通者の黄奎と計画を練り、許都の城門吏をしている黄奎の妻の弟・苗沢に城門を開くよう手はずを整えます。
ですが、その苗沢が曹操に密告したため計画は失敗。馬騰は討たれ、黄奎は捕らえられてしまいました。
曹操は他にも仲間がいるはずだと言い、黄奎を拷問して吐かせると、なんとその中に曹丕の名前があったのです。
この時、「黄奎の供述、信用なさるのですか? 私には到底信じられません」と言う荀彧に曹操が言ったのがこの言葉です。
名言No.232
奇数だ。儂を欺いてはいないようだな。
曹丕を呼び出した曹操は、曹丕の名前が書かれた黄奎の書簡を投げつけ、時には静かに、時には激しく曹丕を問い詰めました。
ですが、あらかじめ司馬懿の助言を受けていた曹丕は、決して黄奎との交わりを認めません。
最後に曹操は、「儂が説得できぬなら、この沙汰は天意に委ねよう」と言って、握った碁石の数が奇数であれば無罪、偶数であればこの場で曹丕を斬ることにします。
握った碁石をゆっくりと碁盤に並べていく曹操…。
碁石の数は6つ。偶数でした。
血が出るほど拳を握りしめ、目をつぶって結果を待っている曹丕を見た曹操は、碁石を1つ足してこの言葉を言いました。
名言No.233
厳しく追及していた丞相の、胸中が分かりますか?
「私が最後まで持ちこたえると踏んだ訳は何です?」と曹丕に問われた司馬懿が言った言葉。
「厳しく追及していた丞相の、胸中が分かりますか?」
この問いの答えが分からない曹丕に司馬懿は言いました。
「念じていたのです。息子よ、何としても最後まで持ちこたえよ、頼むぞと…」
もし曹丕がただひたすら過ちを詫びるだけなら、曹操は曹丕を気骨に欠ける男だと判断します。ですが、最後まで持ちこたえて認めなければ、大事を成せる器量があると認めることができます。
司馬懿は曹操が、「持ちこたえることを願いながら、心を鬼にして問い詰めていたこと」を、曹丕に伝えたのでした。
名言No.234
儂が最も嫌うのは、主の妻や愛妾と関係を持つこと。
黄奎の愛妾・李春香が欲しいと言った苗沢に曹操が言った言葉。
曹操は、自分の危機を救った苗沢を呼び出し、将軍に任命するつもりでした。
ですが、苗沢の願いを聞いた曹操は、大きく高笑いをして言いました。
「そなたが何ゆえ義兄を売ったか、今になって分かった。儂が最も嫌うのは、主の妻や愛妾と関係を持つこと」
曹操は正妻1人に側室2人、愛妾9人を抱えています。妻や愛妾らが部下と通じて曹操の命を狙えば、とても防ぎきれません。
曹操は、「そなたを許せば配下にはもちろんのこと、民にも示しがつかん。良いから斬れ!」と、苗沢を処刑しました。
第62話「衣を脱ぎ馬超と戦う」
名言No.235
赤い羽織が目印だ!曹操を殺せっ!!
曹操を追う馬超が言った言葉。
馬騰が殺されると、その息子・馬超と韓遂が率いる西涼軍20万が長安を攻め落とし、許都を目指して侵攻してきました。
これを渭水で迎え撃った曹操ですが、馬超に挑んだ于禁と張郃が次々に打ち負かされ、総崩れとなって敗走します。
この時曹操は、馬超が「赤い羽織が目印だ!」と言うと羽織を脱ぎ、「長いヒゲが目印だ!」と言えばヒゲを切り、「短いヒゲが目印だ!」と言うと、旗でヒゲを隠して必死で逃げ、すんでの所を許褚に救われました。
名言No.236
良かったではないかっ!西涼に赴き潰す手間が省けたのだっ!
長安から敵の援軍3万が到着したという報告を受けた、曹操が言った言葉。
続いて韓遂軍5万が到着した報告が届くと、曹操は同じように言って笑いましたが、明らかに形勢は不利でした。
曹操は、徐晃を別働隊として敵の背後に回り込ませると、渭水の北岸に渡り、城の造成に取りかかります。
名言No.237
丞相、中にお戻りを。冷えてまいりました。水も凍りそうです。
曹操を気遣って程昱がかけた言葉。
城の造成に取りかかった曹操軍ですが、渭水周辺は砂地のため、積んでも積んでも崩れてなかなか作業がはかどりません。
そこで程昱は一時撤退を進言しますが、曹操は「引けば乱れ、乱れれば負ける」と言ってその場に留まり、窮地を敵に悟られぬよう、曹仁を出撃させました。
そんな時、程昱がかけたこの言葉でひらめいた曹操は、築いた壁に水をかけさせ、一夜のうちに凍った城を完成させます。
名言No.238
虎は馬を喰らうっ!待っておれ、貴様を捕らえてやるっ!
「そなたが虎侯か?」と馬超に問われた許褚が、答えて言った言葉。
1人出撃して馬超に一騎打ちを挑んだ許褚は、150合を超えても両者一歩も引かぬ戦いを見せます。
300合を超えた頃、互いに疲れた馬を乗り換えるため城に戻った許褚は、鎧を脱いで馬超と戦いますが、勝負がつきません。
そこへ、背後から別働隊の徐晃が襲いかかり、馬超は兵を引きました。
名言No.239
時には筆を用いて、刀よりも容易に人を殺められる。
韓遂に宛てた書状を墨で塗りつぶしながら、曹操が曹仁に言った言葉。
「戦いが長引けば不利になる」韓遂は馬超を説得し、曹操に和睦を申し入れました。
すると曹操は、韓遂を呼び出して長々と昔話をしてみせると、韓遂に塗りつぶしだらけの書状を送りました。
その書状を見た馬超は、「よもや私に見せたくないことが書いてあったゆえ、叔父上が塗りつぶしたのでは?」と韓遂を疑い、ついには仲間割れをしてしまいます。
曹操に敗れた馬超は、西涼を失って漢中の張魯を頼りました。
続き
【スリキン】三国志 Three Kingdoms 名言集15(第63話〜第67話)
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画像引用元
中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』