大人気中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の「名言集」の第12弾です。
今回は第51話〜第54話。「孫権が妹との結婚を口実に劉備を呉に招くところから、劉備と孫小妹が本当に結婚するまで」の内容からピックアップしています。
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目次
第4部 荊州争奪(第51話〜第54話より)
第51話「再び荊州を求める」
名言No.183
孔明は腹黒く、劉備は二枚舌だ。
孫権が孔明と劉備を評して言った言葉。
これを聞いた魯粛は、
「この乱世においては、腹黒いも二枚舌もありません。あるのは強いか弱いか。すなわち、勝てば官軍、負ければ賊なのです」
と、どのような手を使ってでも荊州を取り戻さねばならないことを強調し、荊州を取り戻す交渉をするため劉備のもとに向かいました。
個人的には、「劉備は腹黒く、孔明は二枚舌だ」の方があっている気はしますねっ!
名言No.184
ある優れた人物の書だ。読めば目から鱗が落ちる…。
半月間、くり返し読んでる書物のことを問われた周瑜が呂蒙に言った言葉。
周瑜が熱心に読んでいた書物は、なんと孔明が書いたものでした。
周瑜は、「敵に勝ちたければ、まずは敵を師ととらえ考えを熟知せねば、いずれ滅ぼされてしまうだろう」と言って立ち上がると、「諸葛亮の兵法を調べつくし、今や長所短所を余すところなく見破った。諸葛亮の考えは手に取るように分かる。ゆえに私が勝つっ!」と言い放ちました。
名言No.185
忘れるな、私は大都督だ。
勝手に出陣させたことを責める魯粛に周瑜が言った言葉。
荊州に行く途中、周瑜の元に立ち寄った魯粛は、周瑜から「すでに荊州にむけて軍を出発させた」ことを聞かされます。
孫権の許可を得ずに出兵したことを責める魯粛に周瑜は、
「忘れるな、大都督は度々権力を頼みとし、時には主の声を聞かぬこともある」
と言いました。
ですがこれは「魯粛との交渉が決裂すれば、本当に荊州を攻めるぞ」と圧力を加え、魯粛を助けるための囮の兵でした。
名言No.186
西蜀を取ったら、荊州はお返しいたします。
荊州をどうすべきかと問う魯粛に、孔明が答えて言った言葉。
終始強気で荊州の返還を求める魯粛に劉備は、約束は守りたいが、漢室の中興のための立脚の地を失ってしまうと嘆きました。
この話し合いの結果、「荊州は呉のものと認め、劉備は荊州を立脚の地として借り、西蜀を取ったら呉に返す」ことが決まりました。
名言No.187
確かに天下を安んじる自信はある。されど、この世には諸葛亮がいる…。
劉備との交渉を終えて立ち寄った魯粛に、周瑜は久し振りに2人だけで酒を飲もうと誘いました。
懐かしい昔語りに花を咲かせる2人。
「そなたが家に来た時、私は一目見て分かった。そなたは将来必ず大業をなすとっ!」
この魯粛の言葉を聞いた周瑜は、天井を睨んでこの言葉を言いました。
そして、
「私が最も憎いのは曹操ではない。諸葛亮だ…。尊敬できるのも、曹操ではなく諸葛亮だっ! 私と奴は…、決して並び立たんのだっ!」
と、本心を明かす周瑜の目から、一筋の涙がこぼれ落ちました。
名言No.188
思いついたぞっ!劉備を絡め取って離さず、荊州を手にする策をっ!
劉備の妻・甘夫人が亡くなったことを知った周瑜が、魯粛に言った言葉。
周瑜は、孫権の妹を嫁がせるという名目で劉備を江東に招き、劉備を捕らえて荊州と交換する策を思いつきました。
心配なのは孫権の母・呉国太が承知するかどうかですが、この策の目的は本当に結婚させることではなく、劉備を江東におびき出すことです。
この策は、呉国太には内密にして実行されることになりました。
第52話「劉備、呉を訪ねる」
名言No.189
そなたら2人が、よもや孔明先生をそしるとはっ!
孫権の妹との結婚は、劉備が婿入りし、一度江東に行くことが条件でした。
行けば姻戚、行かねば敵、もし行ったならば、劉備を人質にして荊州と交換しようとしてくるのは明らかです。
ですが劉備は「それでも行かねばならぬ」と、孔明に荊州を任せて江東に行くことにしました。
この時劉備が、「孔明が荊州を乗っ取るのではないか」と疑っている関羽と張飛に言ったのがこの言葉です。
劉備は2人に、決して孔明に逆らうことがないよう厳命しました。
名言No.190
子龍、この3つの錦の袋には、各々の策が入っている。
劉備の出発の時、護衛として同行する趙雲に孔明が言った言葉。
孔明は趙雲に、船が呉に入ったら赤い袋を、年の瀬になっても呉にいた際には黄色の袋を、いざという時には白い袋を開けて、書いてある策に従うように伝えました。
名言No.191
兄が母に相談もせず、妹を勝手に嫁がせるとはっ!
街の噂で劉備と孫権の妹が結婚することを知った呉国太が、激怒して孫権に言った言葉。
はじめの袋を開いた趙雲は、孔明の策に従って、街に出て盛大に結納の品を買いあさりました。これにより、街は劉備と孫権の妹との結婚の噂で持ちきりになります。
この噂を聞きつけた呉国太は、自分に一言の相談もなく娘の結婚を決めた孫権を叱りつけました。
名言No.192
楽隊はなくとも、兵馬を待機させてくださったのですね?
「お早いお着きのため、楽隊も用意しておりません」と詫びる魯粛に劉備が言った言葉。
この縁談話を断って来るものと思っていた周瑜は、劉備が呉に向けて出発したことを聞くと、劉備を捕らえるため、呂蒙に命じて船着き場に兵を配置させていました。
ですが、一足先に魯粛が出迎えたため、呂蒙は手出しをできませんでした。
第53話「孫権、兵符を返す」
名言No.193
呉は孫家のものか?周家のものかっ!?
周瑜はすでに6万の兵を荊州に向かわせた上で、劉備不在の荊州を攻め取ることを進言しました。
ですが、孫劉連盟を維持する考えの孫権には、認めることはできません。
自分の許可を得ず兵を動かした周瑜に孫権は、「この江東の主はそなたか?それとも私か?」と問い、周瑜を罷免して兵に撤退を命じました。
この時魯粛に「周瑜が進軍を命じた6万の兵を撤退させるのは難しいかと…」と言われた孫権が、激怒して言ったのがこの言葉です。
さらに孫権は「命に従わぬ兵は斬れっ!」とつけ加えました。
名言No.194
名言No.195
曹操にでもなったつもりですか!?
孫権に撤退を命じられた丁奉・徐盛・蒋欽・甘寧らは「撤退すれば、諸葛亮は東に進軍する」と、孫権に再検討を求めてきました。
自分の命令に従わないことに腹を立てた孫権は、彼らを罷免しようとします。
そこに現れた呉国太は、臣下が心を1つにすることが大切だと、周瑜を大都督に戻すように言いました。
呉国太に諭された孫権は自ら兵符を届け、周瑜に謝罪しました。
名言No.196
私を主君と仰がぬ者を、私も臣下とは認めまいぞ。
魯粛の罷免の撤回を乞う周瑜に孫権が言った言葉。
周瑜を大都督に戻した孫権は、周瑜に次に打つ手を尋ねました。
「今すぐ劉備を捕らえ、荊州を攻めるのです」と進言する周瑜に、「弱い者同士が争えば曹操が天下を取ります!」と魯粛が反対します。
そして、「公瑾どのの独断に任せれば、国は道を誤り、我が江東は失われるでしょう」という魯粛の言葉を聞いた孫権は、「それではあたかも私と公瑾が、暗主と奸臣だと申しているようだ」と言い、今度は魯粛を罷免しました。
名言No.197
誰より慈愛溢れる母上は、誰より冷酷な母親です。
50歳手前の劉備と結婚するように言われた孫小妹(孫尚香)が、涙を流して呉国太に言った言葉。
体面を重んじる呉国太は「妹をダシに妻を娶りに来た劉備を捕らえ、人質にするなど恥とは思わぬかっ!」と激怒し、この上は嘘を誠にするしかないと、劉備と孫小妹を本当に結婚させるように言いました。
ですが今度は「年齢が不釣り合い」だと周瑜が反対し、劉備を甘露寺に招待して帳の陰から劉備を見せ、孫小妹が気に入れば結婚させることにしました。
名言No.198
勝ち目がたったの一割でも、試すほかありませぬ。
甘露寺での周瑜の陰謀を伝えに来た魯粛に劉備が言った言葉。
「今すぐ荊州へ逃げなされ」と言う魯粛に劉備は「去ってしまえば孫劉連盟に不和が生じ、得をするのは曹操です」と、孫小妹(孫尚香)が自分を気に入ることに賭けて、甘露寺に行くことにしました。
第54話「甘露寺に婿を招く」
名言No.199
主君を招いておきながら、なぜ伏兵がいるのです?
剣を抜く音に気づいた趙雲が、劉備の側に駆けつけて孫権に言った言葉。
甘露寺での会見が始まって間もなく、ゆっくりと剣を抜くかすかな音に気づいた趙雲は、こう尋ねました。
孫権が素知らぬ振りをすると趙雲は、
「私の耳は、一町先の矢の音も聞き分けます。数歩先の剣の音も、聞き漏らしませぬっ!!」
と、背後の障子を切り払い、孫権が配置した伏兵を露わにします。
一気に空気が緊迫する中、劉備は「子龍よ、呉国太さまの御前で剣を振り回すな」と言って趙雲を下がらせました。
名言No.200
もしも私の言葉をお疑いとあらば、どうか私を斬ってくだされ。
孫権は、伏兵を指示したと言う呂蒙を斬れと命じました。
ですが劉備は、「今日はかようにめでたき日。将軍を斬っては不吉」と言い、江東の兵士が私を恨むのはしかるべきだが、漢室の中興のためには仕方がなかったと、自分の志を語り始めます。
そして、「大業をなした暁には、私は故郷に帰り、田畑を耕し、政はいたしませぬ」と誓い、呂蒙に趙雲の青紅の剣を手渡してこの言葉を言いました。
呂蒙が劉備の頭上に剣を振り上げたその時、孫小妹(孫尚香)が劉備を気に入った合図である笛の音が鳴り響きました。
名言No.201
その石に恨みでもあるのですか?
庭の石を剣で真っ二つに割った劉備に、孫権が尋ねて言った言葉。
「もし漢室の中興が叶うのであれば、一太刀で石よ割れよと祈りました」と劉備が答えると、「私も天に尋ねます。曹操を倒せるなら、その石よ割れよ!」と言って孫権も剣を振り下ろします。石は真っ二つに割れました。
ですがこの時、劉備は「荊州に戻り覇業を成し遂げられること」を祈り、孫権は「荊州を取り、帝業をなすこと」を祈っていました。
名言No.202
母上、どちらが良いですか? 変わった私と、前の私と…。
「一夜のうちにまるで人が変わった」と言われた孫小妹(孫尚香)が呉国太に言った言葉。
甘露寺での会見が終わると、ついに劉備と孫小妹の結婚式が挙式されました。
呉国太は、男勝りで聞こえていた孫小妹が、一夜にして女らしくなったことをたいそう喜びました。
続き
【スリキン】三国志 Three Kingdoms 名言集13(第55話〜第57話)
三国志 Three Kingdoms 名言集【目次】
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画像引用元
中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』