大人気中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』の「名言集」の第7弾です。

今回は第33話〜第36話。「三顧さんこの礼から孫策そんさくの死、長坂坡ちょうはんはの戦いまで」の内容からピックアップしています。

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第3部 赤壁大戦(第33話〜第36話より)

第3部 赤壁大戦(第33話〜第36話より)

第33話「三顧の礼」

名言No.101


劉備劉備

誠意は他人にではなく、おのれに対するもの。

徐庶じょしょが推薦した諸葛亮しょかつりょう軍師ぐんしに迎えるため、これまで2度臥龍崗がりょうこうを訪ねた劉備りゅうびですが、諸葛亮しょかつりょうに会うことはできませんでした。

そして3度目の訪問の時、劉備りゅうび臥龍崗がりょうこうまで2里(約800m)のところで馬を降り、誠意を見せるために歩いて行こうと言いました。

この時、「そんなことをしても相手には分からない」と言う張飛ちょうひ劉備りゅうびが言った言葉。

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名言No.102


劉備劉備

驚かせてはならぬ。先生は特別なお方です。

孔明こうめいの頭上でメラメラと燃えさかる炎にあわてる使用人を引き留めて劉備りゅうびが言った言葉。


孔明こうめいいおりに着くと、劉備りゅうびは眠っている孔明こうめいを起こそうとする使用人を止め、寝室の前に立って静かに孔明こうめいが起きるのを待っていました。

日も暮れかけた頃、ごうを煮やした張飛ちょうひは、ついに孔明こうめいいおりに火をつけてしまいました。


それにしても劉備りゅうびは、「孔明こうめいは特別な人間だから焼け死なない」とでも思ったのでしょうか?(笑)

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名言No.103


諸葛亮諸葛亮

今日の大火で塵心じんしんもキレイに燃えました。

孔明こうめいが目を覚ますと、いおりに火をつけた張本人の張飛ちょうひが、怒り心頭で怒鳴り込んで来ました。

すると孔明こうめいは、

「あなたは張翼徳ちょうよくとくどのですね、さすが忠臣だ。この草廬そうろはあばら屋、今日の大火で塵心じんしん(汚れた心)もキレイに燃えました。張将軍ちょうしょうぐんに感謝せねば…」

と、落ち着いて語りかけます。

するとこれを聞いた張飛ちょうひは、「えへっ!孔明こうめいは話がうまいなっ!」と、怒っていたことをすっかり忘れてしまいました。


またその一方で孔明こうめいは、劉備りゅうびに仕えて草廬そうろを出る際、「翼徳よくとくどの、我が草廬そうろの焼失をお忘れなくっ!」と、チクリと反撃することも忘れませんでした。

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名言No.104


諸葛亮諸葛亮

将軍しょうぐんが取らずんば、曹操そうそうが取ることになるのです。

皇兄こうけい劉表りゅうひょうから荊州けいしゅうを奪うことは出来ない」と言う劉備りゅうびに、孔明こうめいが言った言葉。


かんの再興と民をやすんじる良策をたずねる劉備りゅうび孔明こうめいは、

華北かほくを制した曹操そうそう、長年江東こうとうを治める孫氏そんしとは争ってはいけません。まずは荊州けいしゅうを押さえ、中原ちゅうげんを避けて西蜀せいしょくを攻め、南は夷越いえつ手懐てなずけ、西は諸戎しょじゅうと和し、外は孫氏そんしと結び、内は民を治め、天下の変を待って秦川しんせんに出兵し、えんより許都きょとを落として曹賊そうぞくを倒すのです」

と「天下三分の計」を披露します。


これまで孔明こうめいが留守にしていたのは、劉備りゅうびのために西蜀せいしょくの地図を用意するためでした。眠れる龍は、ついに主君を得て草廬そうろを後にします。

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第34話「孫策、孤を託す」

名言No.105


孫策孫策

覚えておけ、お前があるじっ!彼らは臣だっ!!

「私はまだ18歳。文官・武将らにとって私は子供も同然。兄上に従っても、私に従うでしょうか?」と不安がる孫権そんけん孫策そんさくが言った言葉。


狩りの最中、孫策そんさく許貢きょこうの食客の襲撃を受けて重傷を負いました。

死期を悟った孫策そんさくは、

「天下の諸侯と中原ちゅうげんを争い、勝ちを両陣の間に決することは、お前は私に及ばん。されど才ある者を用い江東こうとうを守ることは、私はお前には及ばない」

と、弟の孫権そんけん兵符へいふを渡し、江東こうとうを治めるように言いました。

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名言No.106


孫策孫策

内政のことは張昭ちょうしょうたずねよ、外交のことは周瑜しゅうゆに頼むのだ…。

突然江東こうとうあるじとなった孫権そんけんに、孫策そんさくが言った言葉。


また、孫策そんさく孫権そんけんの母・呉国太ごこくたいは、

「父上はお前の年頃で将軍しょうぐんとなった。兄上があとを継いだのは、お前の年より若かった。次はお前の番です」

と、孫権そんけんを励ましました。

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名言No.107


大喬大喬

来世でも、きっと、またあなたの妻になります!

孫策そんさく今際いまわきわに、大喬だいきょう孫策そんさくに言った言葉。


孫権そんけんに後事をたくした孫策そんさくは、大喬だいきょうを枕元に呼んで言いました。

「息子の孫紹そんしょうは、江東こうとうの大業を成すにはまだ幼すぎる。江東こうとうの地は弟の孫権そんけんたくした。良いか大喬だいきょう、これからは江東こうとうの大局に重きを置くのだ。江東こうとうこそ、江東こうとうこそ我が命っ!」

これに大喬だいきょうは、「必ずお言葉通りにいたします!」と力強く答えました。

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名言No.108


大喬大喬

江東こうとうの安定のため、私は進んでこの命を投げ捨てます。

孫策そんさく位牌いはいの前で、孫策そんさくの妻・大喬だいきょうが言った言葉。


孫権そんけんが跡を継ぐと、臣下の中から、

「家督とは代々父から子へ継ぐもの。幼い孫紹そんしょうさまに代わって、奥方さまが江東こうとうをお取り仕切り下さい」

と進言する者が現れました。

また一方で老臣・張昭ちょうしょうは、「何者かが奥方さまをかつぎ出せば、江東こうとうは混乱におちいるでしょう」と忠告します。


大喬だいきょうは、夫・孫策そんさくの願いであった江東こうとうの安定のため、まだ赤子の孫紹そんしょうを抱いて船に乗りました。

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名言No.109


周瑜周瑜

心を一つにして若君を助け、命をかけて江東こうとうを守りますっ!

孫策そんさく位牌いはいの前で、程普ていふ黄蓋こうがい韓当かんとうら諸将と共に周瑜しゅうゆが誓った言葉。


周瑜しゅうゆが到着すると孫権そんけんは、「江東こうとうを治めよ」と周瑜しゅうゆ兵符へいふを渡そうとします。

これは孫権そんけんの、「のちに自分と周瑜しゅうゆの2派に分かれて争うことになるのならば、初めから江東こうとう周瑜しゅうゆゆずった方が良い」という考えから出た行動でした。


周瑜しゅうゆ孫策そんさく位牌いはいの前でこう誓うことで、孫権そんけんとすべての臣下に「自分に二心がない」ことを示し、江東こうとうを一致団結させました。

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名言No.110


劉備劉備

まさに水を得たうおです。

孔明こうめいと語り合う劉備りゅうびが言った言葉。


いわゆる「水魚の交わり」です。

これを聞いた張飛ちょうひは、「兄者がうお孔明こうめいが水ならば、俺たちは何だ!?」と言い、関羽かんうも「兄上はだまされておられるのだ」と不満をらしました。

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第35話「諸葛亮の緒戦」

名言No.111


張飛張飛

水を出陣させ、敵を水攻めにするのだっ!

軍議に参加しようとしない関羽かんう張飛ちょうひの様子を見に来た劉備りゅうびに、張飛ちょうひが言った言葉。


劉備りゅうびから徐庶じょしょを引き離した曹操そうそうは、夏侯惇かこうとんに大軍を与えて新野しんやに侵攻して来ました。

ですが、孔明こうめいに嫉妬した関羽かんう張飛ちょうひの2人は軍議にも参加せず、劉備りゅうびが「孔明こうめいを水・自分を魚」に例えていたことから、「水(孔明こうめい)がいれば自分たちはいなくても大丈夫だろ?」と言ったのです。


そんな2人も、「智においては孔明こうめい、勇においてはそなたらが頼りと言うに、れ言などっ!」と劉備りゅうびに一喝され、渋々軍議に参加しました。

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名言No.112


諸葛亮諸葛亮

主君の剣と兵符へいふを預かっている。逆らう者は、斬るぞ。

諸将に命令を下した孔明こうめいが、不平不満を口にする関羽かんう張飛ちょうひに言った言葉。

関羽かんう張飛ちょうひの2人は文句を言いながらも、「一先ずお手並み拝見」と、孔明こうめいの命令に従うことにしました。

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名言No.113


諸葛亮諸葛亮

私には不要です。3,200余の文字はすでそらんじましたので…。

六合陣法書りくごうじんぽうしょは差し上げます!」と言う劉琦りゅうき孔明こうめいが言った言葉。

孔明こうめいは一度目を通しただけで、初見の六合陣法書りくごうじんぽうしょを暗記してしまいました。


蔡瑁さいぼうに命を狙われている劉琦りゅうきは、その対策を孔明こうめいに相談しましたが「自分は客人ゆえ身内のいさかいには関わるべきではない」と言って答えませんでした。

出陣前の劉備りゅうびに知恵を借りた劉琦りゅうきは、貴重な六合陣法書りくごうじんぽうしょを指南して欲しいと、孔明こうめいを2階にあげて梯子はしごを取り外し、荊州けいしゅうのお家騒動を相談します。

しかたなく孔明こうめいは、劉琦りゅうき襄陽じょうようを出て江夏こうかの守りにつくように助言しました。

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名言No.114


関羽関羽

先生の策は、まさに神業かみわざですっ!

曹操そうそうの大軍を撃破して凱旋がいせんした関羽かんうが、孔明こうめいに言った言葉。


孔明こうめいの策が行く先々で的中したことで、孔明こうめいを疑っていた関羽かんう張飛ちょうひも感服し、これまでの振る舞いを謝罪しました。

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名言No.115


劉備劉備

私は曹操そうそうとは違うのです。義にそむくよりは死を選びます。

新野しんやのような小城では曹操そうそうあらがい切れません。襄陽じょうようを手に入れるべきです」と言う孔明こうめい劉備りゅうびが言った言葉。


そこへ、重篤じゅうとくとなった劉表りゅうひょうから劉備りゅうびを呼ぶ使者が来ます。

孔明こうめいは「荊州けいしゅうたくされたら、辞退なさってはいけません」と念を押しましたが、やはり劉備りゅうびは「わしが死んだら荊州けいしゅうを治めてくれぬか?」という劉表りゅうひょうの申し出を受けませんでした。

劉備りゅうびが帰った後、ついに劉表りゅうひょうは亡くなってしまいます。

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名言No.116


劉備劉備

戦禍の中で民が私を見捨てても、私は民を見捨てぬ。

「民を連れてはいけません」と言う孔明こうめいに、劉備りゅうびが言った言葉。


曹操そうそう軍50万の来襲に孔明こうめいは、曹操そうそう軍を誘い込んで新野しんやを焼き、劉琦りゅうきが守る江夏こうかに移ることを提案しました。

孔明こうめいは家を失う民に金銭や兵糧を与えて、どこかに移住するように手はずを整えますが、民たちはみな劉備りゅうびを慕ってついてくると言います。

これに劉備りゅうびは、孔明こうめいが止めるのもきかず、民を連れて行くことに決めました。

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第36話「長坂坡の戦い」

名言No.117


曹操曹操

奴の忠義心など関係ない!

「主君を裏切りびを売る蔡瑁さいぼうに、なぜ水軍の大都督だいととくという要職を与えたのですか?」と問う荀彧じゅんいくに、曹操そうそうが答えて言った言葉。


劉表りゅうひょうが亡くなると蔡瑁さいぼうは、姉の蔡氏さいしの子・劉琮りゅうそうに跡を継がせ、「曹操そうそうは代々荊州刺史けいしゅうししを継がせることを約束しました」と言い、曹操そうそうに降伏させました。

次の目標を江東こうとうに定めた曹操そうそうには、天下無敵と言われる周瑜しゅうゆの水軍に対抗するため、水軍が得意な蔡瑁さいぼうが必要だったのです。

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名言No.118


曹操曹操

それほどの兵馬を持ちながら、なぜ白旗を上げた?
ぁああん!?

騎馬兵5万、歩兵10万、水兵18万に1年分の金銀・兵糧を持ちながら降伏した劉琮りゅうそうに、曹操そうそうが言った言葉。


そして曹操そうそうは、「劉備りゅうびを見ろっ!その1割にも満たない兵力だが、幾度でも死闘を繰り返すっ!」と、劉琮りゅうそうを一喝しました。


このあと曹操そうそうは「許都きょとの宮殿にいても刺史ししの勤めは果たせる。荊州けいしゅう印綬いんじゅはそなたのもの。永久とこしえになっ!」と言って、母・蔡氏さいしと共に劉琮りゅうそう許都きょとに送りました。

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名言No.119


劉備劉備

子龍しりょうよ、赤子のために、私はかけがえのない将軍しょうぐんを失いかけたぞ。

劉備りゅうびの子・阿斗あとを救い出した趙雲ちょううん劉備りゅうびが言った言葉。


曹操そうそうみずから軍をひきいて追撃を開始すると、民をともな劉備りゅうび軍はすぐに追いつかれてしまいました。

そんな仲、敵中に取り残された劉備りゅうびの子・阿斗あとを救い出した趙雲ちょううんは、阿斗あとを抱えたまま曹操そうそう軍の只中を単騎で突破し、無事劉備りゅうびの元にたどり着きます。

この時劉備りゅうびは、趙雲ちょううんが命がけで守り通した阿斗あとを放り投げ、趙雲ちょううんにこの言葉をかけました。

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名言No.120


張飛張飛

我こそは燕人えんひと張飛ちょうひである!俺と勝負する気はないのかっ!!

趙雲ちょううんを追ってきた曹操そうそう軍を前に、単騎で長坂橋ちょうはんきょうに立ちふさがった張飛ちょうひが言った言葉。


この時張飛ちょうひは、橋の後方に土煙を立たせて伏兵に見せかける知恵を見せ、孔明こうめいに「今日から見る目が変わりました」と言わしめましたが、曹操そうそうが撤退した後に橋を壊したことで、「見る目がまた変わりました」とあきれられてしまいました。

張飛ちょうひには、橋を壊したことで「やっぱり伏兵はいなかった」と気づき、曹操そうそう軍が再び追ってくることまで頭が回らなかったのです。


その後劉備りゅうび軍は、関羽かんうを派遣して要請した劉琦りゅうきの水軍に乗り、無事江夏こうかにたどり着くことができました。

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続き

【スリキン】三国志 Three Kingdoms 名言集08(第37話〜第39話)

三国志 Three Kingdoms 名言集【目次】

画像引用元

中国ドラマ『三国志 Three Kingdoms』

三国志 Three Kingdoms | チャンネル銀河