霊帝(れいてい)が即位して十数年、民衆の間に一つの変化が見られるようになります。太平道(たいへいどう)と呼ばれる新興宗教の広まりです。
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【002】権力を握った宦官と第一次党錮の禁
冲帝(ちゅうてい)・質帝(しつてい)・桓帝(かんてい)と3代に渡って後漢(ごかん)の政治を私物化していた外戚(がいせき)・梁冀(りょうき)を排除することに成功した、桓帝(かんてい)の時代を見ていきましょう。
【001】外戚・梁冀による朝廷の私物化
後漢(ごかん)の支配力が衰えてしまった原因には、外戚(がいせき)と宦官(かんがん)の争いが繰り返されてきたことが挙(あ)げられます。では、一体どのような争いが行われていたのかを具体的に見ていきましょう。