後漢ごかん・三国時代の将作大匠しょうさくたいしょう将作大匠府しょうさくたいしょうふの職務と属官・属吏についてまとめています。

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将作大匠(しょうさくたいしょう)

職務

宗廟そうびょう路寝ろしん(正殿)・宮室(宮殿)・陵園りょうえんの建物を建造・修繕し、街路樹を整備します。


  • 蔡質さいしつ漢儀かんぎ漢官典職儀式選用かんかんてんしょくぎしきせんよう)には「将作大匠しょうさくたいしょうの位は河南尹かなんいんに次ぐ」とあります。
  • 小学漢官篇しょうがくかんかんへんには「街路樹にくり梧桐あおぎり)・梓楸きささげ)・きりを植える」とあります。

基本情報

詳細が不明の箇所は空白にしています。

  後漢ごかん しょく
定員 1人 1人 1人
秩石
品秩
二千石 三品    
印綬 銀印青綬      

将作大匠の変遷

将作大匠しょうさくたいしょうは、前漢ぜんかん初期から三国時代まで次のように改称されています。

時期 名称
前漢ぜんかん初期 将作少府しょうさくしょうふ
前漢ぜんかん景帝けいてい 将作大匠しょうさくたいしょう
後漢ごかん光武帝こうぶてい
建武中元けんぶちゅうげん2年(57年)
廃止。謁者えっしゃが管領する。
後漢ごかん章帝しょうてい
建初けんしょ元年(76年)以降
将作大匠しょうさくたいしょう
三国時代

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将作大匠府(しょうさくたいしょうふ)

以下は続漢書ぞくかんじょ百官志ひゃっかんしと「ちくま学芸文庫『正史 三国志8』三国官職表」を基に作成しています。【】内は【定員・官秩・品秩】で、[]内はそれぞれの王朝での情報になります。

続漢書ぞくかんじょ百官志ひゃっかんし三国官職表さんごくかんしょくひょうで情報が違う場合は、()内に三国官職表さんごくかんしょくひょうの情報を記載します。

将作大匠の属吏

将作大匠丞しょうさくたいしょうじょう

【1名・六百石・七品】

後漢ごかん=○・=○・しょく=?・=○]


将作大匠しょうさくたいしょうの次官。


将作大匠の属官

左校令さこうれい

【1名・六百石・七品】

後漢ごかん=○・=○・しょく=?・=?]


左工徒さこうとを統率します。

属官
左校丞さこうじょう

【1名・三百石・-】

後漢ごかん=○・=×・しょく=×・=×]



右校令ゆうこうれい

【1名・六百石・七品】

後漢ごかん=○・=×・しょく=×・=×]


右工徒ゆうこうとを統率します。

属官
右校丞ゆうこうじょう

【1名・三百石・-】

後漢ごかん=○・=×・しょく=×・=×]




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将作大匠府の属官一覧表(三国)

以下は「ちくま学芸文庫『正史 三国志8』三国官職表」を基に作成した「三国時代の属官一覧表」です。

詳細が不明の箇所は空白にしていますが、他の史料で情報を見つけ次第随時追記します。

官職名下の数字は定員です。

官職名 秩石 備考
品秩
将作大匠しょうさくたいしょう
(1)
二千石
  • 宗廟そうびょう・正殿・陵園などの工事、街路樹の植樹をつかさどる。
  • しょく=不明。
  • =同名。
三品
属官 将作大匠丞しょうさくたいしょうじょう
1
六百石
  • 将作大匠しょうさくたいしょうの次官。
  • しょく=不明。
  • =同名。
七品
右校令ゆうこうれい
(1)
六百石
  • かわら煉瓦れんがなどの製作をつかさどる。
  • しょく=不明。
七品
他の官職についてはこちら

【後漢・三国時代の官職】目次