正史『三国志』、『三国志演義』に登場する人物たちの略歴、個別の詳細記事、関連記事をご案内する【三国志人物伝】の「お」から始まる人物の一覧㊸(温毅・温顒・温氏)です。
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凡例・目次
凡例
後漢〜三国時代にかけての人物は深緑の枠、それ以外の時代の人物で正史『三国志』に名前が登場する人物はオレンジの枠、『三国志演義』にのみ登場する架空の人物は水色の枠で表しています。
目次
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お㊸(温②)
王(おう)
温毅
生没年不詳。後漢の案行使者・光禄大夫。
初平元年(190年)、董卓討伐の兵を挙げた荊州刺史・王叡は「まず先に(仲が悪かった武陵太守の)曹寅を殺すのだ」と言い立てた。
これを懼れた曹寅は、案行使者・光禄大夫の温毅の檄文を偽作して長沙太守・孫堅に送りつけ、孫堅が計略をもって城内に入ると、王叡は削った金を飲んで自害した。
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温氏
生没年不詳。『魏書』呂布伝が注に引く『献帝春秋』に名前が登場する。
曹操に降伏して曹操の前に引き出された呂布は、曹操に向かって「殿(曹操)はどうしてお痩せになったのか」と尋ねた。
曹操が「君はどうして儂を知っているのだ」と言うと、呂布は「昔、洛陽(雒陽)にいた頃、温氏の庭園でお目にかかったことがあります」と答えた。
これを聞いた曹操は「そうだ、儂は忘れていた。痩せたのは、もっと早く捕まえられなかったのが残念だからだ」と言った。
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